おからのField note

生態学を専攻する博士課程の学生の日記です。野帳のようにつらつらつらと。

貂の出てくることわざ・四字熟語

 

きっかけは忘れたけど、ことわざや四文字熟語を調べたらちょっと楽しかったのでメモ。

 

 

 

鼬なき間の貂誇り(イタチなきまのテンほこり)

自分よりすぐれたもの、強いものがいない間に大威張りすることのたとえ。天敵の鼬(イタチ)がいない時だけ、貂(テン)が威張るという意から。

「鼬なき間の貂誇り」の意味より)

 

すごく想像できる。 

テンはイタチほど人里近くにいることは少ないと思うけど、イタチがいないときによく見かけたり、悪さをされたりしたんだろうか。

 

  

 

狗尾続貂(くび ぞくちょう・こうび ぞくちょう)

続貂之譏(ぞくちょう の そしり)

(このふたつは類語らしい)

つまらない者が、権力で次々と高官になることを罵しる言葉。または、劣った者がすぐれた者のあとに続くこと。

「貂」は動物のてんのことで、昔は高官の冠にてんの尾を飾っていた。
「譏」は罵ること。
晋の趙王倫が力を得て、一族をみな高官にして、てんの尾で飾った冠をつけたために、てんの尾が足りなくなって、犬の尾で飾らないといけなくなると人々が罵った故事から。

「狗尾続貂」(くびぞくちょう)の意味「続貂之譏」(ぞくちょうのそしり)の意味より)

 

 

 

黒貂之裘(こくちょう の きゅう)

ものすごく高い価値のあるもののたとえ。
「黒貂」は黒い色の動物のてん。
「裘」は皮衣。
てんの皮衣は、高貴な人が着る高価な服ということから。

「黒貂之裘」(こくちょうのきゅう)の意味より)

 

 

 

 

「貂」って、「ちょう」とか「きゅう」って読むんですね。

鼬なき間の貂誇りは気に入ったので積極的に使っていきたい。