獺祭ならぬ貂祭
福岡市動物園のホンドテンのチカは、飼育場に敷き詰めてある木くずからカブトムシの幼虫を掘り返して並べる遊びをするらしい。
19歳というのにもびっくり!
春生まれのはずなので、もう20歳になっているはず。会いに行かないと。
カワウソが捕った魚を川岸に並べることを獺祭というけれど、このチカとカブトムシは貂祭状態。
「てんさい」かと思ったけど、貂という漢字は音読みでは「ちょう」と読むらしいので、「ちょうさい」かな 。
さすがにいつもいいごはんをもらっているからか、食べないのかしら。
テンは雑食性なので、野外で採集した個体の糞や胃からはカブトムシの幼虫はたびたび出てくるし、なかなかいいごはんになる気がする。
!以下虫が苦手な人は注意
2015年11月の調査中に(経緯は分からないがなぜかコンクリートの農道のど真ん中で)見つけた巨大な幼虫はとっても立派だった。思わず「おおお」と声を上げて写真を撮りまくってしまった。
太いし長いし
テン目線でおいしそうに?撮ってみた。
トリが掘り返して移動中にでも落としたのだろうか?無傷のようだったけど。
白い身体が雨で黒光りするコンクリの上で目立っていたし、とてもじゃないがこの足ではこの巨体を支えられなさそうだったので、草むらの方へ移しておいた。